ホロスコープス研究04 【レオ・ゾディアーツ】 [ホロスコープス研究レポート]
仮面ライダーフォーゼに登場する怪人のうち、
12星座になぞらえた幹部怪人集団【ホロスコープス】のひとり、しし座のレオ・ゾディアーツ。
ホロスコープスのトップ、我望理事長の忠実な右腕として、
秘書兼ボディガードをこなす実力者でした。
劇中終盤には仮面ライダー部の月面拠点ラビットハッチに自ら乗り込み、
施設を破壊するなど、最後まで脅威的な悪役として活躍しました。
レオが着用するマントは、両肩にボリュームのあるタイプで、
下に垂れる肩マントが肩幅の広さに対してバランスをとっており、その体格の良さが強調されています。
レオはフォーゼ第1話や最初の劇場版などで早くから登場していながらも、
テレビシリーズ中盤までその正体は謎であり、
怪しくたたずむその姿はマントによりベールに包まれていた、そんな雰囲気を演出しました。
顔面のキバや手足の鋭いツメなど、獅子座たる猛獣のイメージが前面に押し出され、
ボリュームのある肩や腰回りの意匠が力強さを演出しています。
メインカラーを白としているのは星座由来のレオという名前が、
手塚治虫作品「ジャングル大帝」の白いライオン、レオを連想したものからきているそうです。
(参考元:仮面ライダーフォーゼ公式読本126P 怪人デザイナー麻宮騎亜氏のコメントより)
獅子座ということで、オスライオンのイメージであろう頭部。
しかしながら細部の処理は独特で、アゴと牙が強調されている分、
額は平らに押しつぶされたようなやや平面的な形状であり、
そこに左右6つの小さな目がミルフィーユ状に配置されています。
頭部を飾る鬣(たてがみ)は毛というよりも削り取った鉱物のような硬質の荒々しい造形であり、
その印象はそのままホロスコープスきっての武闘派であるレオのイメージによく合います。
ボリュームのある肩にも、まるで巨大な牙を食いしばるような彫刻が施され、
むき出しのキバという示威的なデザインが凶暴なイメージに拍車をかけます。
レオの足首は左右に”星”を持ちながら、そのまわりの装飾が左右で異なります。
左足部分が金色のアンクレットをつけた格好になっていますが、これは怪人に変身する企画初期案として、
アクセサリーによる変身アイデアがあった名残なのだそうです。
戦闘時にレオが両手に武装する巨大なクロー。
3枚の長いブレード状のツメの根元は、獅子の顔であろう目と鬣の毛の流れのような造形になっており、
武装にも獅子座のイメージを追求したデザイン処理が施されています。
レオの腕とカカトに矢尻状のマークが見られますが、
これは”ケモノ系ゾディアーツ”を意味する飾りであることが、デザイン画に書き添えられています。
ゾディアーツの身体に見られる固有のマークは、
怪人の種族性を示すサインのようなものであることがわかりました。
他にも甲殻類系、人型などの分類を示すマークがあるようです。
S.H.Figuarts「ゾディアーツシリーズ」もレオで4人目。
残る8使徒のうち、かに座のキャンサーが2012年度年末まで予約受付中。
おそらくアリエスやサジタリウスなども商品化を控えているのだろうと思いますが、
今後の商品化の行方を左右するであろう試金石キャンサー、まだうっかり注文し忘れている人はこちらへ。
石ノ森ストア http://www.ishinomori.co.jp/store/isbc-0005/
横山さんのアクションは超絶かっこよかった!(特にハイキック)
ガオ、ガオ、ガ~オ!吼えろ!
裏切り者に容赦なし、ヴァルゴ危うし!
忠犬獅子公、私の進化を見届けるがいい…!!
おめもじでした。
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