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すれ違う隕石とロケット、仮面ライダーメテオ [新仮面ライダー考察]




仮面ライダーフォーゼ16話で初登場した【仮面ライダーメテオ】。

http://www.tv-asahi.co.jp/fourze/rider/meteor.html
テレビ朝日公式サイト内・メテオ紹介ページ

メテオの名前が意味するように、流れ星・隕石を模した独特のマスクが目を引きます。

彗星の別称、ほうき星と呼ばれる長く尾を引く軌跡のイメージをそのままマスク造形に活かし、
この青い半透明のパーツを銀色の素面にかぶせ、下地のディテールを透けさせることで、
独特のイメージを持つ個性的なマスクが生まれました。

過去にもブレイドのマスクで透明パーツを使った造形がありましたが、
最近では比較的よく見られる手法のようで、ダブルエクストリームやオーズタジャドルコンボなど、
多層構造で素材を透かすことにより、新しいイメージを持たせたスーツが作られています。

メテオは光沢のある黒いスーツを着たライダーで、
宇宙空間に無数に点在する星々をイメージさせる細かい白いドットがちりばめられています。

このドットはペイントではなく、ホワイトのラインストーン(模造宝石)を埋め込んだもので、
夜空に浮かぶ星のごとく光を受けてキラキラと輝きます。

また、天球儀を模した変身ベルトを中心に、
波紋がわたるように惑星軌道を描いたような同心円状のディテールがあります。

さらにベルトを星にみたて、メテオの右肩のプロテクターとベルトをつなぐように、
流れ星状のデザインでまとめられており、左右非対称のスーツが印象的です。


左右非対称という一見アンバランスなデザインですが、そこは仮面ライダー。うまく処理されています。
正面から見たとき、マスク右側に流れ星の突起があり、スーツの左肩に青い流れ星の突起が配置され、
さらに変身ベルトも中央ではなくやや左寄りに巻かれています。

独特なマスク造形を活かすために左右で異なるバランスを巧く組み合わせて、
立ち姿の美観とバランスが成立しています。


メテオはフォーゼに登場する2人目のライダーということで、
主役であるフォーゼと、デザインにおいても明確な差別化が図られていることがわかります。

白いスーツのフォーゼに黒いスーツのメテオ。
フォーゼの挿し色であるオレンジと、メテオのブルー
色彩設計上、お互いの色を引き立てあう対照的なカラーリングであり、
小さな子供もエレキやファイヤーなどへ姿を変えるフォーゼともまず混同しないでしょう。


戦闘スタイルはブルース・リーよろしく怪鳥音を叫びながらジークンドーで闘うという個性派。
右腕の専用装備で、拳に【惑星】状のエネルギーを発生させるパンチが見せ場になっています。

一方で、フォーゼといえばドリルキックをはじめとして、足に攻撃武器が多いのも特徴です。
ランチャー、チェーンソー、ガトリング、スパイクなど印象的なスイッチ武器は両足のもので、
パンチが決め技になるであろうメテオとの戦闘スタイルの棲み分けがすでになされていたことがうかがえます。


地上から宇宙へ進むロケットを象徴する【フォーゼ】。
宇宙から地上へ落ちる隕石を象徴する【メテオ】。

明らかに向かう方向が異なり、すれ違う両ライダー。
今後対立するのか、いずれは協力しあうのか。
初登場時には、ホロスコープス側の事情にも通じているらしいセリフをこぼすなど、
どういった立場からドラマに絡んでくるのか、まだまだ謎めいた背景が多いメテオ。

メテオの活躍に期待が集まります。

おめもじでした。


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フォーゼは1号を受け継いでいる。

仮面ライダーメテオ テーマソング Shooting Star



タグ:フォーゼ
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