仮面ライダーウィザード・デザインファーストインプレッション [新仮面ライダー考察]
フォーゼのストーリーも核心に近づく現在、早くも次期仮面ライダーが発表されました。
フォーゼを継ぐのは【仮面ライダーウィザード】。
ウィザードは魔法の力が込められた【指輪】を駆使する仮面ライダーとのことで、
マスクも指輪をイメージした造形らしく、独特の表情を生み出しています。
襟付きのコートを纏っているかのような出で立ちもそれに拍車をかけています。
黒いスーツに赤のアクセント、その赤はシルバーでスマートに引き締めるシンプルな色彩構成。
従来の仮面ライダーに比べメインカラーが絞られており、
非常にカラフルなスーツやツールが印象的だった近年のフォーゼ・オーズ・ダブルにはない、
ある種のスタイリッシュな雰囲気をかもしているのも特徴的です。
仮面ライダーにおける【腰のマント】は今まではオーガや幽汽といった敵役に見られた意匠でした。
また最近見られるマントはフォーゼの幹部怪人ホロスコープスの共通衣装としてものです。
それが主役に取り入れられるというのも新しい要素です。
魔法の力を扱うということで、その【神秘性】を表現するのに、
見た目にもマントによって隠されている部分がある、それがひとつの説得力を持つ表現になるのでしょう。
かつての仮面ライダーは首にマフラーを巻いていました。
スーツとマスクの境目を隠す目隠しであり、バイクで走るスピード感を表現し、
アクションをより迫力のあるものに、そしていつしかヒーローのアイコンのようになりました。
スーツにたなびく部分がある、これが仮面ライダーにとって追い風となることは間違いないでしょう、
ウィザードの腰のマントもアクションの際には激しく揺れ動き、画面に躍動感を与えるはずです。
マスクの赤い部分はそのままルビーの石のように、その周りと首元を覆うシルバー部分は、
指輪のリングの部分をイメージしたものになっています。
それをふまえ、ウィザードの複眼にあたる部分は顔の【宝石】部分を、
シルバーのラインで区切ることで目に相当する位置を表現しており、
マスクデザインは、ファイズと響鬼のハイブリッドとも言える、今までにない質感を作り上げています。
さらにこのシルバーの輪郭に赤い面が重なるヘルメットは、
フォーゼマスクの白いヘルメットに黒い面が重なるそれと良く似た構造です。
額にはOシグナルと細身の触覚にも見えるシルバーのアンテナが飾られています。
これらのことから、かつて非常に独創的だった仮面ライダーのマスクの特徴を抜き出して、
リミックスしたかのような、いいトコどりのマスクと言えます。
近年のライダーマスクは、複眼的な造形を目の部分以外にも用いる手法が目立ちます。
ここで言う【複眼的な造形】は便宜上、透明なパーツ+彫刻パターンを組み合わせた部分という意味です。
それはつまり、ダブルエクストリームの中央ホログラム部分であり、オーズタジャドルのフェイスガードであり、
バースのマスクのガシャポンヘッドであり、メテオの流れ星ヘッドです。
いずれも目の部分以外にも複眼的な造形を用いた見栄えの良い個性的なマスクです。
【ウィザード】はこういった造形手法を基本スタイルの主役マスクに抜擢したものであり、
このマスク造形トレンドもこのウィザードで一つの終わりを迎えることを想像させます。
複眼の形状のアレンジが一度キバで極まったように、複眼の質感をその他に柔軟に取り入れるアレンジも、
ウィザードでひとつの到達点に来たのではないでしょうか。
この時点で、マスク造形のトレンドの転換点に来たことを予感させるウィザード。
きたる第2のディケイドのような破壊的な斬新性を持った新たなヒーローの登場も近いのかもしれません。
おめもじでした。
フォーゼを継ぐのは【仮面ライダーウィザード】。
赤く輝くマスクに腰のマントが目を引く変身スーツ。
ウィザードは魔法の力が込められた【指輪】を駆使する仮面ライダーとのことで、
マスクも指輪をイメージした造形らしく、独特の表情を生み出しています。
襟付きのコートを纏っているかのような出で立ちもそれに拍車をかけています。
黒いスーツに赤のアクセント、その赤はシルバーでスマートに引き締めるシンプルな色彩構成。
従来の仮面ライダーに比べメインカラーが絞られており、
非常にカラフルなスーツやツールが印象的だった近年のフォーゼ・オーズ・ダブルにはない、
ある種のスタイリッシュな雰囲気をかもしているのも特徴的です。
仮面ライダーにおける【腰のマント】は今まではオーガや幽汽といった敵役に見られた意匠でした。
また最近見られるマントはフォーゼの幹部怪人ホロスコープスの共通衣装としてものです。
それが主役に取り入れられるというのも新しい要素です。
魔法の力を扱うということで、その【神秘性】を表現するのに、
見た目にもマントによって隠されている部分がある、それがひとつの説得力を持つ表現になるのでしょう。
かつての仮面ライダーは首にマフラーを巻いていました。
スーツとマスクの境目を隠す目隠しであり、バイクで走るスピード感を表現し、
アクションをより迫力のあるものに、そしていつしかヒーローのアイコンのようになりました。
スーツにたなびく部分がある、これが仮面ライダーにとって追い風となることは間違いないでしょう、
ウィザードの腰のマントもアクションの際には激しく揺れ動き、画面に躍動感を与えるはずです。
マスクの赤い部分はそのままルビーの石のように、その周りと首元を覆うシルバー部分は、
指輪のリングの部分をイメージしたものになっています。
それをふまえ、ウィザードの複眼にあたる部分は顔の【宝石】部分を、
シルバーのラインで区切ることで目に相当する位置を表現しており、
マスクデザインは、ファイズと響鬼のハイブリッドとも言える、今までにない質感を作り上げています。
さらにこのシルバーの輪郭に赤い面が重なるヘルメットは、
フォーゼマスクの白いヘルメットに黒い面が重なるそれと良く似た構造です。
額にはOシグナルと細身の触覚にも見えるシルバーのアンテナが飾られています。
これらのことから、かつて非常に独創的だった仮面ライダーのマスクの特徴を抜き出して、
リミックスしたかのような、いいトコどりのマスクと言えます。
近年のライダーマスクは、複眼的な造形を目の部分以外にも用いる手法が目立ちます。
ここで言う【複眼的な造形】は便宜上、透明なパーツ+彫刻パターンを組み合わせた部分という意味です。
それはつまり、ダブルエクストリームの中央ホログラム部分であり、オーズタジャドルのフェイスガードであり、
バースのマスクのガシャポンヘッドであり、メテオの流れ星ヘッドです。
いずれも目の部分以外にも複眼的な造形を用いた見栄えの良い個性的なマスクです。
【ウィザード】はこういった造形手法を基本スタイルの主役マスクに抜擢したものであり、
このマスク造形トレンドもこのウィザードで一つの終わりを迎えることを想像させます。
複眼の形状のアレンジが一度キバで極まったように、複眼の質感をその他に柔軟に取り入れるアレンジも、
ウィザードでひとつの到達点に来たのではないでしょうか。
この時点で、マスク造形のトレンドの転換点に来たことを予感させるウィザード。
きたる第2のディケイドのような破壊的な斬新性を持った新たなヒーローの登場も近いのかもしれません。
おめもじでした。
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