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新しいライダーデザインを考える 第3話 [ライダー・アレンジメント]

今回の仮面ライダーのデザインアレンジの狙いは、
新しい特徴的なシルエットのあり方を模索したものです。

たとえ輪郭線だけの黒塗りのシルエットでも、仮面ライダーアマゾンやストロンガーのマスクのように、
これはあの仮面ライダーだ、と一発で判別できるようなイメージです。

仮面ライダーベスク

まず、仮面ライダーの頭の丸いシルエットから離れるには、ということを考えて、
両側の頭部横から上へ長く、ツノ飾りを立ち上げました。

そしてそのツノ飾りからコウモリの羽の膜のように、
後頭部を包むかたちでパーテーションを設けました。

今ある仮面ライダーのヒーローシンボルとしてのツノ飾りは、
顔の正面から額のあたりから突き出したものがほとんどのようでした。

そこで後頭部からツノのシルエットを作ることで、
何か新しいデザインに結び付かないかと考えたひとつの結果がこのデザインです。
イメージとしては龍騎の鉄仮面を後頭部から取り付けた感じでしょうか。

ただ、そのパーテーション部分は面が広いため、視覚的に間延びしてしまい、
マスクの複眼の目まで大きくすると、なおさら間延びして見た目が締まりません。

そこでツノ飾りの一部を目にさしはさむ形で延長し、「キッ」とした目つきを強調することで、
締まりのあるマスクの表情を演出する試みが、このデザインに落ち着きました。

また、マスクのヘルメットの「フチ」に当たる部分だけを外へ出っ張らせているのは、
大きなツノとパーテーションに対する視覚的な安定を図ったものです。

アゴの近くにこういった視覚的なとっかかりがないと、
このデザインはやたらと上の重い、あたまでっかちな印象になってしまいます。


さしあたって思いついたネーミングは「仮面ライダーベスク」。
ヴェール(広義として頭を包む布)とスクリーン(つい立て)を足して割った言葉のイメージです。

おめもじでした。
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